ワーホリ中の生活を比較!【 メルボルンが住みやすい理由 】

2020年7月6日

「 世界の住みやすい街ランキング 」の常連となっている、
メルボルン ( オーストラリア ) バンクーバー ( カナダ )

前回の記事では「 バンクーバーが住みやすい理由 」をご紹介させていただきました。

読んでくれました?

書いていて、またバンクーバーに住みたくなりました。

とても魅力的な街ですよ!

世界の住みやすい街ランキングとは

「 世界で最も住みやすい都市ランキング 」と呼ばれるこのランキングは、
エコノミストグループにおける調査や分析、ソート・リーダーシップを担う部門が調査を行う
「都市居住性指数(Global Liveability Index)」のことで、毎年調査・発表が行われています。
世界の140都市を対象に、5つの項目を基に「住みやすさ」を数値化しスコアづけをして評価。
それぞれの項目のスコアが全体に占める割合は異なり、
「安定性」と「文化・環境」は最も重要で各25%、
「医療」と「インフラ」は各20%、
「教育」は10%の比重となっています

そんなランキングに毎年 TOP10 に入るメルボルンとバンクーバー。

ワーホリで生活で、実際に住んでみてどんな部分が住みやすかったかをそれぞれご紹介します。

どちらの都市も素晴らしかったですが、全く別の住みやすさを感じました。

そして、その2都市より、日本の方が住みやすいなと感じたのも事実です。

この記事のテーマ

メルボルンの住みやすいと思った点をご紹介していきます。

街全体はもちろん広いです。
バンクーバーの記事もそうですが、繁華街に住んでいて感じたことをご紹介してます。

ワーホリや旅行で行く際の都市選びにもなれば幸いです。



記事の信頼性

この記事を書いている僕は、海外生活を2年経験しています。
カナダのバンクーバーで1年、オーストラリアのメルボルンに1年。
英語は全く話せませんでしたが、一念発起で脱サラしワーキングホリデーに挑戦。
2ヶ国目のメルボルンでコーヒーに出会い、その文化に魅了され、
現在は日本でコーヒー屋を営んでいます




こんな方に読んで欲しい

・メルボルンとバンクーバーの住みやすさが知りたい
・海外生活がどんなものなのか気になる
・何がどう住みやすいのか気になる
・渡航先をカナダとオーストラリアで迷っている
・将来ワーホリに行きたい / 行く予定
・海外で生活してみたい

結論

メルボルンは文化的な街で、ナチュラルなもので溢れている





メルボルンは文化的

メルボルンと言ってもとても広いです。
冒頭でもお話しした通り、この記事ではシティと呼ばれる繁華街を中心に生活して感じたことを書いていきます。

サバーブと呼ばれる郊外には住んだことがありません。

メルボルンを日本の都市で例えるのであれば、東京や大阪ですね。

まさに街って感じです。
オフィス群があり、大きなショッピングモールがあり、飲食店があり、高層マンションがあり。

電車で1時間ほどで海にも行けるし、少し足を伸ばせば動物園があったり。

僕は東京出身なので、とても馴染みやすい街でした。

メルボルンはアーティスティックな文化的な街です。

美術や音楽、コーヒーやカフェなどに興味がある方にとってはとても魅力的な街だと思います。

特に Fitzroy ( フィッツロイ ) というエリアはお洒落な若者やお店で溢れています。

初めてだと少し怖いエリアにも感じるかもしれませんが、アパレルや雑貨、カフェなどが集まっています。

物価こそ高いですが、現地でお仕事できれば給料も高いので、
節約すればお金も結構貯まります。

オーストラリアの物価について書いた記事はこちら

メルボルンのカフェ文化は世界屈指

ワーキングホリデーの制度を使いコーヒーの勉強をしに行く若者が増えています。

僕がいた頃から少しずつ増え始めて、ここ2、3年で急増しているそうです。

コーヒーの勉強だけなら日本でも十分にできますが、言ってみて感じたのはその文化。

世界が注目するコーヒーの文化が発達したのは、カフェ文化が他の国にはないレベルで成熟しているからです。

日本でカフェというと、女子が行くところ、お洒落な場所、など
特別感のある場所というイメージがまだあるかと思います。

僕の男友達なんかも、お店に遊びに来ると緊張してたりしますから。笑

でも、オーストラリアでは違います。

カフェは日常的に立ち寄る場所であって、子供の時からお父さんお母さんと一緒に行っていた場所。

子どもは親と一緒にベビチーノを楽しむ。

週末に家族と出かける場所がカフェだったりするんですね。

コーヒーが生活の一部であり、コンビニ行く感覚でカフェに立ち寄ります。

あのスターバックスが参入しても数年で撤退したほど、
ローカルのカフェが根付いています。

もちろんカフェの数もとても多いです。少し歩いたらまた別のカフェがあるなんてのもザラにあります。

そんな背景からコーヒーを日常的に飲む人もとても多く、消費量も多いんです。

他のカフェとの競争に負けないように、コーヒーもフードもスイーツも全てが高水準。

" 気付いたらコーヒーのレベルも文化も世界でも頭1つ抜けていた “

というのが自然な表現なんだと思います。

良いものにはしっかりと値段が付いてますしね。

安ければいいって思考はないように思います。

とはいえ、コーヒーは比較的安い部類に入るはずです。

最低賃金が日本の約2倍ですが、コーヒーの値段はほぼ同じ。

なので、日本でスペシャルティコーヒーを ¥200 〜 300 で飲んでいるのと感覚的には同じと言っていいでしょう。

たくさんの人が1日3杯くらいは飲むのことは、価格的にも納得です。

仮に日本のコーヒーを半額にしてもみんなが3杯飲むかと言ったらそうではないと思います。

まだまだ、日本人の生活にはコーヒーが馴染みきっていないですからね。

でももし馴染んだら新たな素敵な文化がたくさん生まれる気がしてます。

過去にこんな記事も書いたので、もしよかったら読んでみてください。

そんな文化が当たり前にあるオーストラリア、ことメルボルンとシドニーは他の都市よりも注目されます。

アートが好きだったり、コーヒーが好きだったり、カフェが好きな方は生活に飽きることはないと思います。

楽しめる場所がたくさんあるので、お出かけも楽しいし、近所で過ごすのも楽しいです。

僕はメルボルンにいた1年間、勉強も兼ねて休みの度にカフェに足を運んでましたが、全て回れませんでした。

そのくらいカフェの数はあります。

コーヒーもそんなにたくさんは飲めませんし、お店が閉まるのも早いです。
ほとんどのお店が午後3時くらい。

夜はお酒の時間です。

朝はコーヒー、夜はお酒、メリハリがしっかりあるのもメルボルンのいいところ。

朝からカフェは賑わっているし、夜はバーやレストランが賑わっている。

経済回ってるなぁと街を歩いていて感じるくらいです。

生活していて刺激がたくさんあるので、飽きないというのも住みやすさに繋がっている気がします。

自然が街と隣接している

バンクーバーとは異なる隣接の仕方をしています。

バンクーバーは海や山といった自然が街と隣接していますが、
メルボルンは大きな公園が街と隣接しています。

海まではシティから1時間くらいはかかります。

街と隣接している公園には

ピクニックしている人、

寝転んで本を読んでいる人、

ワークアウトしている人、

各々の時間を過ごす場として使われています。

オフィスからほど近く、ショッピングモールからほど近くに公園が点々としています。

バンクーバーもそうですが、街と自然が隣接しているのは人間が豊かさを感じるのではないかと思います。

いい意味で日本よりは娯楽が少ないです。

人工的な娯楽が少ないと表現した方が正しいかもしれません。

その分、非人工的な自然を存分に工夫して活用しているのが印象的です。

ナチュラルな物や思考で溢れている

オーストラリアの方々は環境への意識や、身体への意識が高いです。

お店の取り組みやお客様1人1人の意識は日本が学ぶべきものはたくさんありますし、

世界に認められているオーストラリア発祥のプロダクトはたくさんあります。

例えばですが、環境への取り組みとして

マイカップ、マイタンブラーを持ち歩く人が多いです。

コーヒーの消費量が多いので、必然的にテイクアウトの消費量が多くなります。
これは社会問題にもなっています。

ここへの意識はお店側もお客様も高く持っている印象です。

もちろんお店によって様々です。

日本と同じく、取り組んでいるお店、取り組んでいないお店もあるもの事実です。

ですが、その取り組みはとても参考になるものばかりで、僕のお店でも参考にしています。

keep cup ( キープカップ ) と名前のリユーサブルなカップが多く使われています。

これです。

日本でも買えるようになっていると思いますし、オーストラリアに行ったことある方は持っている方も多いのではないでしょうか?

これを使っている方が現地ではとても多かったです。

テイクアウト料金の設定や、マイカップ持参の割引などはいろんなところで行われています。

世界に認められているオーストラリア発祥のプロダクトの例をあげると

みんな大好き
PRANACHAI ( メルボルンに本社を持ちます )

Aesop ( ハンドソープで有名です。メルボルンに本社を持ちます )

1つの記事でまとめてご紹介したもう1つの有名なハンドソープ
Murchison Hume ( シドニー発祥のプロダクトです )

この2つについて書いた記事も貼っておきますね。

その他にも食材や製品にもナチュラルなものやオーガニックなものがたくさんあります

手に入れようと思えばすぐに入るくらい。

なので、添加物や保存料を嫌う人も多いです。

加えて、ビーガンの方や、ベジタリアンの方も日本とは比にならないくらいます。

ビーガンやベジタリアンの方が偉い、素晴らしいということを言いたいのではなく、

自分で考えて自分にあった良いものを選ぶ人が多いということです。

ただ美味しいから選ぶのではなく、体に良い、環境に良いものを選ぶ人が多いです。

" 自然と共存して生きる " という言葉がしっくりきます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

メルボルンが住みやすい街に選ばれ続ける理由の1つとして、
上に挙げたものに共通しているのは

ナチュラルなもので溢れている

ということが挙げられると思います。

オーストラリアは様々な文化が入り組んでいる国です。

その1つ1つの文化が融合しているものもたくさんあり、それぞれが自立しているものもあります。

自分合ったものを考えて選ぶ。

この姿勢は同じ人間としてとても学ぶものが多かったです。

世界の住みやすいランキングの評価項目の1つである

「 文化・環境 」の部分が一番評価されているのではないかなと思います。



次の記事は何について比較しようか。

これまでの記事であなたはどちらの街が好きですか?

どちらの街に住みたいと思いましたか?

ぜひ聞かせてください。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!