高収入の人の多くはコーヒーには無頓着?【 理由を考察 】
この記事は僕が本業としてコーヒーに携わる上で、常に疑問に思っていることを共有したくさんの意見を聞けたらなと思って書くことにしました。
地域の方にコーヒーを届ける仕事を始めてよかったなと最近改めて感じています。
こんにちは!エイトです。
この記事の内容は決して「 いいコーヒー飲む人が稼いでいない 」というわけではありません。
誤解のないように読み進めてください。
高収入の方って、住むところや身につけるものは結構拘っていい物を選んだり、食べるものも素材に拘ったりしますよね。
しかし、そんな人がコーヒーは缶コーヒーで済ませていたり某チェーン店で済ませていたりするんです。
不思議だと思いませんか?
料理などには金額気にせず良い物を選ぶ人が、同じ体内に入れるコーヒーは選ばないなんて僕は不思議でならないんです。
1杯のコーヒーに ¥500 かけるなんて全く気にならないくらいの収入ある人がなぜコーヒー選びは疎かなのか?
普段から良い物を選んでいる人なら、スペシャルティコーヒーの良さは絶対に理解してもらえるはずなのになぜなんだろうとずっと思っています。
稼いでる人がコーヒーに無頓着なのはなぜなのか?みんなで考察しよう!
この記事では僕なりの見解を示し、スペシャルティコーヒーの魅力をそういった方々 ( 稼いでいるけどコーヒには関心のない方 ) にも知ってもらおうという内容です。
この記事を書いている僕は、海外生活を2年経験しています。
カナダのバンクーバーで1年、オーストラリアのメルボルンに1年。
英語は全く話せませんでしたが、一念発起で脱サラしワーキングホリデーに挑戦。
2ヶ国目のメルボルンでコーヒーに出会い、その文化に魅了され、
現在は日本でコーヒー屋を営んでいます。
お店を営んでいてずっと疑問に思っているこのテーマを読んでくれたみなさんで考えていけたらと思っています。
飲んだことがない ( 身近ではない ) からではないか?と思っています
こんな方に読んで欲しい
・スペシャルティコーヒーが好き
・スペシャルティコーヒーの良さを広めたい
・会社の上司がスペシャルティコーヒー好きになってくれたらな
・高所得者がなぜ缶コーヒーを飲むのか不思議に思っている
なぜ高収入の人の多くはコーヒーには無頓着なのか?
コーヒーの歴史を辿ると、日本に伝わったのは江戸時代で人々に広く受け入れられるようになったのは明治時代です。
1959年くらいから缶コーヒーが世に広まり始めました。
日本は自動販売機がたくさんありますよね。
今はその約3割が缶コーヒーだそうです。
" コーヒーを手に入れる " だけならどこでも簡単にできてしまうので、とりあえずコーヒーだったらなんでも良いからと選ばずに飲まれていることがまず大きな理由の1つなのかなと思っています。
少しずつ考察していきましょう!
スペシャルティコーヒーを知らない
まず、そもそもスペシャルティの存在を知らないことが考えられます。
流行ってはいますしスペシャルティを扱うお店が増えたとはいえ、スペシャルティに触れる機会はこれまでのコーヒーに比べてまだまだ少ないのが現状です。
それに、1度飲むだけでは伝わらない魅力なんですよね。
安いコーヒーと同時に飲み比べたり、毎朝飲むようになって初めてその違いや良さに気付くんです。
なので、本当に興味を持ってもらって自発的に飲むようになってもらうか、半ば強制的に飲むような環境を作らないとなかなか爆発的に飲む人が増えないんだと思います。
スペシャルティ扱ってますって謳ってるお店でも実際はそうでなかったりもします。
そこまで質のいい豆を扱っていなかったり、良さを引き出した抽出がされてなかったりなど様々ですがそう言ったお店があるのも事実です。
もし高所得者の方が興味を持ってくれて最初に試したスペシャルティがそう言ったものだとしたらハマるには程遠くなってしまいます。
なので、未だ多くの人がスペシャルティコーヒーを知るための環境が十分に整ってないことが挙げられると思っています。
時間を重視している
コーヒーを購入するためだけに時間を割けない人がいるのもまた事実だと思っています。
本当はコーヒー良いコーヒーが飲みたいけど、忙しない朝にコーヒー1杯のために5分も割けない人は少なくないはずです。
スペシャルティコーヒーは基本的に注文いただいてから、豆を挽くところから作りはじめます。
ドリップコーヒーは早くても3分はかかります。
ラテやアメリカーノなどのエスプレッソ系であれば2分ほど。
お会計からお渡しまで含めたら5分前後かかります。
一方で、自動販売機でコーヒーを買えば10秒くらいで済みますよね。
このコーヒーが手元に来るまでの時間も1つのハードルとなってしまってるのかなと思います。
味は気にしてない
もしかしたらそもそも味は気にしていないのかもしれません。
黒い苦い液体を飲むことが1日のルーティンに組み込まれているだけで、味に重きを置いていない可能性もあります。
なので、缶コーヒーであろうがコンビニコーヒーであろうがチェーン店のコーヒーであろうがなんでもいいのでしょう。
しかし、高所得者であれば食事の味や質には拘ってる人が多いですよね。
それであれば、コーヒーも身体に摂取する物です。食事と同じように品質や味に拘って欲しいなと思います。
せっかく食事には気を配り栄養やカロリーを気にしているのに、嗜好品だからといって疎かにしてしまうのはもったいないです。
せっかく飲むのであれば、食事と同じく品質には気を配りましょう!
高収入の方にこそコーヒーに手は抜いて欲しくない
高所得者がなぜコーヒーには無頓着なのか、理由を考察してきました。
今現在スペシャルティを日常的に飲む人の数よりも、それ以外のコーヒーを飲む人の数の方が圧倒的に多いですよね。
良いコーヒーを選ばないことにどんな理由があるとしても、僕たちスペシャルティコーヒーを扱う物としては届ける努力をしないといけません。
その努力がいつか日本のスペシャルティコーヒー業界にきっと良い結果をもたらすことができるはずです。
地道にその母数を増やしていくしかないんですが、その中でもブースト的な効果が期待できるのは高所得者が興味を持ってくれること。
所得の高い方ってやはりある程度の影響力がある人だと思うんです。
そんな方々がスペシャルティコーヒーに興味を持ってくれたらどんどん広められるのになと思っています。
これからの時代は良い物を選ぶ人が増えると思ってます。( 願望も含めて )
今は『 安かろう 』の世の中ですし、それは今後も無くならないと思います。
しかし、その中でも少し高くても本当に美味しいものにお金を払う人がどんどん増えると思っています。
例えばですが、牛丼が¥300で食べれますよね。
もう少しいいお肉で味も量も満足できる牛丼が¥600で食べれたら、今は少ないかもしれないけれどそっちを選ぶ人が増えるはず。
スペシャルティコーヒーはその先駆けにもなれるのではと思っています。
もしあなたがスペシャルティコーヒーの魅力を知っていて、会社の社長が上司が缶コーヒー飲んでいたらぜひ紹介してあげてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
『 あ〜たしかに 』
『 あの人稼いでるのにいつも美味しくなさそうなコーヒー飲んでるな 』
こんな風に記事を読みながら誰かの顔が浮かんだ方いませんか?
もしいたらぜひその人にスペシャルティコーヒーを勧めてみてほしいです。
もし一緒に僕のお店に来てくれたらその魅力を代わりにプレゼンします。笑
それがもしあなたが働く会社の上司や社長だったら、会社の福利厚生としてスペシャルティコーヒーがオフィスで飲めるようになるかも?
この記事はなんのデータも取っていなければ、根拠もありません。
ただ単に僕の推測、意見です。
しかしそれは約3年お店を営みながらずっと考えていたことなので浅いものではありません。
個人的な願望が含まれているところは、そうなる得る可能性も秘めていると確信してます。
僕は引き続き、スペシャルティコーヒーの普及に力を注いでいきます。
美味しく淹れることに尽力している人は多くても、多くの人に届けようとしている人は少ない。
思っていても行動していない人が多いように思っています。
1人でも多くの方がこの記事をきっかけにスペシャルティコーヒーに興味をもってもらえますように。
そして、高所得者こそコーヒーに拘るのが当たり前な時代になりますように。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
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