ワーホリ中の生活を比較!【 カナダ人とオーストラリア人 】

2020年7月6日

カナダとオーストラリアについて、日本と比較しながらご紹介しているシリーズ。

【 物価について 】と【 住みやすさ 】についてまとめました。

読んでいただけましたか?

ワーホリや旅行先の都市選びの参考になると思いますので、ぜひ読んでみてください。


この記事のテーマ

カナディアン ( カナダ人 ) と オージー ( オーストラリア人 ) の国民性を分析していきます

現地の方が、英語が拙い日本人にどのように接してくれたのかなど、実体験を基にご紹介していきます。

記事の信頼性

この記事を書いている僕は、海外生活を2年経験しています。
カナダのバンクーバーで1年、オーストラリアのメルボルンに1年。
英語は全く話せませんでしたが、一念発起で脱サラしワーキングホリデーに挑戦。
2ヶ国目のメルボルンでコーヒーに出会い、その文化に魅了され、
現在は日本でコーヒー屋を営んでいます。


こんな方に読んで欲しい

・現地での生活が不安な方
・海外生活がどんなものなのか気になる
・渡航先をカナダとオーストラリアで迷っている
・将来ワーホリに行きたい / 行く予定
・海外で生活してみたい

結論

どちらの国の人たちもとても優しいです。
拙い英語でも耳を傾けて一生懸命聞いてくれます。

この記事を読めば、海外生活への不安も軽減されると思います。
不安がなくなり期待を胸に海外生活に臨めることは、良いスタートダッシュを切る鍵となるはずです。


Photo by Jean Vella on Unsplash

アジア人として括られる日本人

当たり前ですが、日本人は現地では「 外国人 」に分類されます。

その外国人より狭い括りで、「 アジア人 」として分類されます。

日本人は「 アジア人 」の中でも日本人ってだけで得をしているような、
そんな感覚を現地で生活していて感じました。

その背景には、歴史的背景や政治的背景が存在するとは思うのですが、もっとシンプルに

“ 日本が好き “

ということが挙げられます。

嬉しいことに日本のことを好きな方って多いんです。

日本食はみんな大好きだし、日本に旅行したことがある、または行きたいと思ってる人がとても多い。

カナダやオーストラリアでの生活中も、

「 今度日本に旅行行くからアドバイスちょうだい 」

と言われ、相談に乗ったことが何回もあります。

その度にとても嬉しい気持ちになりました。

英語もたいして通じない小さな島国のことをこんなにも多くの外国人が注目してくれてる

これを肌で感じることができるのは想像の何倍も嬉しいです。

知ってる日本語で挨拶してくれようとする人もいたりもします。

「 コンニチワ 」

とか

「 アリガトウ 」

とかですけど、それも嬉しいですよ。

カナダからもオーストラリアからも決して近くはないし、旅費も決して安くないはずの日本国。

それでも僕が帰国してから、たくさんの友人が日本に旅行しに来て、ついでに僕に会いに来てくれるなんてこともたくさんあります。

なので、カナディアンとオージー、どちらも共通して言えるのは

" 日本が好き “

ということ。

それ故に「 日本人 」ってだけで少し親身になってもらえます。

拙い英語でも、ちゃんと会話をしようとしてくれる人が多いのは共通してます。

反対に、歴史的背景から差別を受けることもあります。

アジア人を日本人を嫌う人がいるのも事実です。

あってはならない人種差別ですね。

1年生活していて数えるくらいでしたが、事実として差別を受けることもあります。

ですが、それは極一部の人なのであまり気にする必要はありません。

もしそういった差別を受けたら

「 こうゆう人もいるんだな 」

と受け止めるのが得策です。

だって、ほとんどの方が親しみを持って接してくれるんですから。

現地での時間は有限です。

ぜひ親しみを持ってくれる現地の方との交流は一つ一つ大切にしましょう!

そんな共通している部分もありながら、同じ英語圏でも国民性は異なります。

カナディアン と オージー

実体験を基に紐解いていきます。


Photo by Hermes Rivera on Unsplash

カナディアンの国民性

冒頭でもお伝えしましたが、カナディアン ( カナダ人 ) は優しいです。

日本食が好き

スシ

カラアゲ

テンプラ

ラーメン

日本食が大好きな人が多いです。

現地の日本食レストランはとても人気で、お客さんはほぼカナディアン。

日本の居酒屋のようにお酒と日本食を嗜みに毎晩お店は満席になるほど。

Photo by j on Unsplash

性格

性格は穏やかです。

カナダの英語はとても綺麗で癖がないことで有名なのですが、とても聞きやすいです。

話すスピードもそこまで速いわけではなく、あまり英語が上手く話せない外国人には敢えてゆっくり喋ってくれる優しさを誰もが持っています。

道で迷っていると誰かしらが必ず声かけてくれます。

あとこれはすごく驚いたことなんですが、

街を歩いてる人みんな顔上げて歩いてます。

なんていうか、わかります?

前向いて歩いてるんです。

前向いて歩くって普通じゃんって思うかもしれませんが、日本人は思ってる以上に下向いて歩いてます。

歩いてて誰かと目が合うことってあまりないですよね?

こちらも前向いて歩いていて目が合うと、

ニコッと笑ってくれたり、ウィンクしてくる人もいます。

それも珍しいことではないんですよ。

日本人だと知らない人と目が合ったら逸らすじゃないですか?

カナディアンは何かしらのアクションをくれる人が多かったです。

あと急に声かけられたりもします。笑

「 その帽子カッコいいね!どこで買ったの? 」

とか、身につけているものを気に入ってくれると唐突に声かけられてビックリする体験を何度かしてます。

日本人が日本人にそんなことしてたら怪しいやつだと思われますけどね…。笑

不思議なもんです。

カナダでそれをされた時はいい気分でしかなかったです。
無視されないんですよ。単純に毎回嬉しかったです。

コミュニケーション能力の差を目の当たりにして大きなギャップを感じました。

挨拶

あとは、挨拶をしっかりするのも印象的です。

英語圏の方には当たり前なのかもしれませんが、

元気〜?

調子どう?

週末なにしてたの?

とかしっかりコミュニケーションを取ろうとしてくれます。

日本人も挨拶しますけど、

「 おはようございます 」

「 こんにちは 」

だけじゃないですか?

それに返事したとして、やりとりは1往復。

カナディアンに限らずですが、

英語圏の方々はもう2往復くらいは挨拶の延長で言葉を交わします。

この文化にもとても影響を受けました。

飲食店の中でもコーヒー屋さんは特にそのコミュニケーションがカジュアルで好きでした。

注文受ける前に

「 元気ですか? 」

って聞いてくれるし、

コーヒーが出来上がるのを待ってる間も暇だと話しかけてくれます。

ちなみにですが、

僕がコーヒーに興味持ったのは味が入り口ではなく、
カナダのコーヒー屋さんでバリスタの働く姿を見てカッコいいなと思ったのがきっかけです。

それまでのバリスタのイメージは

白シャツ着て、エプロンして、カッチリとした接客をする職業

でした。

ですが、カナダで出会ったバリスタは

タトゥーがガッツリ入ってて、
服装は半袖短パン、

そのカジュアルに働く姿がとてもカッコよく見えました。

それまでずっと接客業を仕事にしてきましたが、
お堅い接客しかしてこなかった僕にとってはとても衝撃だったんです。

バンクーバーで働いてた日本食レストランの先輩 ( 日本人です ) もとてもカジュアルな接客をしていました。

そんな影響をたくさん受け、

自分もあんな風に働いてみたい

と思うようになったのが、コーヒーに触れる大きなキッカケとなりました。

話は逸れましたが、

カナディアンはとても親切でフレンドリーで親日家も多く、壁をあまり作らない国民性だと思います。

出会ったカナディアンのおかげで、初めての海外がカナダでよかったなーと思っています。

Photo by Brent Gorwin on Unsplash

オージーの国民性

オーストラリアの方も優しいのは同じです。

歴史的背景で日本人に対して偏見を持っている人がいるのも事実です。

Photo by Amber Weir on Unsplash

性格

オージーの国民性で挙げられるのは

✔︎ せっかち
✔︎ 適当
✔︎ ハッキリしてる

です。

関わったオージーがみんなメルボルンに住んでる人だったので、そう感じる部分があるのかもしれませんが、
みんなせっかちで適当でした。笑

加えて、

✔︎ とても早口でお喋り です。

発音もオーストラリアの方は少し癖があり、
オージーイングリッシュと称されるほどです。

それまでカナダの聞き取りやすい英語に耳が慣れていた僕は、
初めはなに言ってるか聞き取れずショックだったのを覚えています。

カナダである程度コミュニケーションを取れるようになっていたつもりだったので、ショックでした。

Today ( トゥデイ ) を “ トゥダイ “ と発音する人がいましたし、

これは1つのスラングなのですが

Thank you を Cheers と言う人が多かったり。

最初は、え?乾杯?

って戸惑ったんですが、Cheers もありがとうと言う意味だと知り納得。

そんなこんなを早口で バーーっと 喋る人ばっかりなもんだから、驚きました。

せっかちで適当、はっきりしてる、早口でお喋り

これは決して悪く言っているわけではありません。

オージーはオージーで素晴らしい国民性です。

せっかち / ハッキリ

ONとOFFがしっかりしてる印象で、仕事は仕事、プライベートはプライベートでしっかり分けている人が多いのが印象的です。

仕事中はテキパキ動くので、こっちがそれについていけないと急かされるし、

自分のシフト以上の仕事はしないハッキリとした性格の人が多かったです。

たとえば、シフトが

7:00〜15:00だったとする。

14:55には帰る準備をし始めて、15:00になったらすぐ帰ります。

その後の仕事がいくら残っていようと、

与えられたシフト時間内の仕事はちゃんとしたからと帰ります。

ハッキリしてますよね。

でも、一緒に働いていてそれがとても心地よかったりもしました。

いい意味で気使わないし、僕らにもシフト以上の仕事は求められないので楽だったんですよね。

メリハリがつくので、僕はその働き方が好きでした。

適当

これも先ほどの話と繋がります。

適当って言ってもポジティブな意味合いとナガティブな意味合い、
どちらもあるじゃないですか?

適したことをする適当なのか、手を抜く方の適当なのか。

仕事面では一見、手を抜いてるようにも見えてしまいます。

ですが、それはその人が任された仕事を適した分だけこなしているからであって、
日本人のように自分の仕事以外のその他をフォローするようなことはあまりしないから手を抜いているように見えるです。

自分の仕事を全うすると言う意味では一切手は抜いてないんですよね。

各々が自分の仕事を全うすることで全体が回るのであればそれは素晴らしいこと。

給料以上の仕事はしないのがオージースタイルな印象です。

勘違いしないでもらいたいのは、チームプレイをしないということではありません。

むしろチームプレイの中にそれぞれポジションがあって、そのポジションの仕事を全うしてる

と言った方がイメージしやすいかもしれません。

野球の守備みたいなものですね。

早口 / お喋り

オージーはみんなお喋りなんじゃないかと思うくらい、よく喋ります。

よく喋る上に早口なんですね。

仕事中もどれだけ忙しくても結構喋ってます。

でも、決して手を止めることはないんです。

バリスタで例えると

コーヒー作り続けながら、お客様や同僚とずっと喋ってます。

早口なので、ネイティブでないこちらとしてみたら仕事中にたくさん話されてもついていけないのが正直なところです。笑

でも、チームに1人オージーがいるだけで場は賑やかになるし、雰囲気が悪くなることはあまりないですね。

一緒に働くと、耳は鍛えられますし、

“ 仕事しながら英語を使う “

ということに慣れます。

一緒に働いたオージーのおかげで、手を動かしながら英語を使うということが自然と鍛えられた気がします。

日本のことが好き

あとは、カナディアンと同じで日本のことを好きな人は多いです。

何回も日本に旅行したことある人もいましたし、日本食はみんな大好き。

カナダと同じで、アジア人の中でも日本人ってだけで得するシーンは何度かありました。

少し前の記事でも書きましたが、

日本より、カナダより、オーストラリアは健康思考の方が多いです。

めちゃめちゃ太ってるって方はそんなにいなかったように思います。

仕事前にランニングやワークアウトする人も少なくなかったですし、
通勤は自転車でしてる人も多かったです。

ビーガンやベジタリアンも多かったですし、
オーガニックやナチュラルなものを好む人がたくさんいました。

食材に関しても、

良いものは良い

悪いものは悪い!

とハッキリさせてましたね。

コーヒーも美味しくなかったら、

「 今日のコーヒー美味しくないんだけど 」

って返ってきます。笑 ( こわいこわい )

逆に、美味しいと思ってもらえたときは、
こちらが恥ずかしくなるくらい大きくその感情を表現してくれます。

総じて、オージーには人間らしさを感じます。

自分の感情に素直に生きているなという印象です。

彼らから学ぶものはたくさんありましたよ。


Photo by Brooke Cagle on Unsplash

まとめ

いかがでしょうか?

実体験を基に、カナディアンとオージーについて分析してみました。

優しい人ばかりであることが伝わったかなと思います。

どちらの国でも、日本のアニメが好きな人もたくさんいました。

アニメに詳しいとたくさん友達できるかもしれません。笑

個人的にですが、
英語に自信ない方で、ワーホリの渡航先をカナダかオーストラリアかで迷っている人は

先にカナダに行くことをオススメします。

初の海外生活であれば尚のこと。

英語に慣れるという意味でも、海外の生活に慣れるという意味でも

カナダの方が馴染みやすいと思います。

オーストラリアは何事も実力主義なところがあるので、

英語もできない

海外生活も初めて

とかだと、結構苦労してしまうと思います。


ワーホリの渡航先を迷っている方や、旅行先に迷っている方の参考になっていれば嬉しいです。

質問等はなんでも受け付けます!お気軽にどうぞ!

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!


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