ワーホリ行ったらこう変わる おすすめする最大の理由

2020年7月6日

過去の記事を読んでくれた方には重複してしまいますが、
僕はワーキングホリデーに少しでも興味があるのであれば
絶対に行ったほうがいいと言い続けています

僕の具体的な経験談については過去のブログを遡ってみてください。

僕は留学エージェントの人間でもなければ、そうゆう仕事もしてません。

ではなぜここまで勧めるのか?

日本にいるより何倍もの速度で成長できるからです。

ワーキングホリデーは基本的に1年間のビザです。

たった1年間でどう変わるのか?

ある方を例に挙げさせてもらい、僕なりの意見をご紹介させていただきます。

コロナウィルスの影響で、安心して渡航できるのが果たしていつになるのかわかりませんが、僕はいずれその時が来ると信じています。

もしかしたら渡航できる国が制限されてしまうかもしれません。
でも、こんなに素晴らしい制度はなくなって欲しくないと切実に思っています。

こんな人に読んでほしい

• ワーホリに興味がある
• ワーホリに行くかどうか迷っている
• たった1年で何が得られるのかわからない
• ワーホリに対して期待より不安の方が大きい
• きっかけはなんでもいいから変わりたい
• 将来やりたいことを見つけたい

大石葉月 ( Hazuki Oishi )

彼女との出会いは約3年前。

僕がPRANACHAI JAPANの一員として、宮城県仙台市で行われるコーヒーのイベントに初めて出店した時のことでした。

当時の彼女の職業は栄養士。

バリスタではなかったですが、
仙台の有名店 BalMusette さんのブースでお手伝いしてました。

当時は “ コーヒーの仕事がしたい “ と言っていた時期。

彼女の周りにワーキングホリデーに行ったことのある人が多かったからか、
ワーホリで海外に行ってコーヒーの勉強がしたいんだ という話を聞いたことを覚えています。

それから何度か仙台へはコーヒーのイベントで訪れていて、その度にイベントで顔を合わせるようになります。

次第に、オーストラリアのメルボルンでのワーホリから帰ってきたばかりの僕に相談をしてくれるようになりました。

親元を離れ、一人暮らしをしていた彼女は資金面の不安、そしてバリスタとしての経験不足を不安に思っていました。

正直お金も経験もどちらも必要です。

加えて、バリスタという職業は今もそんなに稼げる仕事ではありません。
( これは僕自身、自分に課してる課題でもあります。バリスタという職業価値を上げたい )

一人暮らしをしながらバリスタとして働いて、ワーホリのための資金を貯めるのは結構難しいのがそのときの現状でした。( 今もきっとその条件では厳しいです )

たくさん悩んでいた彼女を今でも覚えています。

そんな相談を受けていくうちに、彼女のワーホリ挑戦への目標が他人事ではなくなっていました。

自分がたくさん苦労したからこそ、何か助けになってあげたい。

しなくていい苦労を避けてあげられるのであればいいじゃないですか。

それから紆余曲折あり、彼女は2年後くらいにオーストラリアへ発つことになります。

当時の彼女の印象は

真面目で、純粋で、周りへの配慮ができて気が利く優しい子という印象。負けん気もあります。

裏を返せば、
真面目が故に人の顔色を伺って自己主張できない性格でした。( 勝手に分析してます、悪しからず )

優しいが故に、人一倍気が利くが故に、自分を犠牲にしてしまう。

これが僕の中では1番の気がかりでした。

海外では自己主張しないとやっていけません。
( 僕が住んだことあるカナダ、オーストラリアではそうでした )

特にオーストラリアは実力主義の風潮が強いので、

" 自分なんて… “

って人より

" 俺に任せてください!! “

くらいの人のほうが通用します。

なので、優しすぎると損が多いんじゃないかなーって心配してたわけです。

とはいえ、それは彼女の良いところでもあるので、
本人にはそう思ってることはもちろん伝えず、オーストラリアへ出発します。

オーストラリアに出発する日。
成田空港に行く前に仙台からわざわざお店に来てくれました。

ワーホリでの苦労

苦労すること9割、楽しいこと1割

これが出発してから経験することの割合だと思ってます。

成田空港から出発するところから苦労の始まりです。

そんなに喋れもしない英語をいきなり行きの機内で使わないといけないんですから。

アナウンスも英語、CAさんが話しかけてくるのも英語 ( 飛行機によっては違います )
無事に現地に到着するだけでも一苦労です。

到着してからも文化そのものが違うので苦労の連続です。

当然ながら日本の当たり前は通用しません。

公共交通機関の使い方、買い物の仕方

感覚的にはほぼ初めての体験です。

でも、その苦労を避けては生活できないわけです。

一つ一つ乗り越える必要があります。

冒頭で述べた、

日本にいるよりも何倍ものスピードで成長できる

これは苦労が多いからです。

たくさんの苦労に直面して、その度に乗り越えようと一生懸命考えて行動する。

これって日本ではなかなかありません。
感覚的にできてしまうことばかりですからね。

日本は世界的に見ても便利で溢れてる国だと思うので、尚更のことです。

苦労は人を成長させてくれます。

でも、大人になってからは苦労を避けがちです。
自然と避けてることの方が多くないですか?

ワーホリ中はそんな “ 苦労を避ける “ ことがなかなかできないから成長するんです
これに尽きます。

もちろん1つ1つの苦労に目を背けずに立ち向かう気持ちが必要です。

ここで綺麗に別れるなと思ってます。

立ち向かえるか

目を背けてしまうか

ワーホリに行って格段に成長できるかどうかはここがキーだと思います。

直面する全ての困難に立ち向かえたら、別人かのように成長できると思います。

でも、その立ち向かう姿は泥臭いものばかりです。それは忘れないでください。
決してカッコいい姿ではないです。

" 高校球児が必死になって1点を取りにいく “

ほんとそんな感覚です。

僕の例を1つご紹介すると、

勤務先のマネージャーと大喧嘩したことがあります。笑

日本でもそうですが理不尽なことって往々にあるじゃないですか?

我慢できない理不尽なことには例え英語であろうと反発しました。笑
今思い出しただけでも怒りがこみ上げてきます。笑

でもその姿ってかなりダサかったと思うんです。
大して喋れない英語で反論してるんですよ。笑
冷静に考えると恥ずかしい…。

でも、それを見たセカンドマネージャー ( 日本でいうところの副店長 ) が気にかけてくれて、話を聞いてくれてその問題を解決してくれました。

英語でのその体験って当時の僕にとってかなりエネルギーを使うことだったので後悔はしてないです。

むしろその事があったからそのセカンドマネージャーとは今も連絡を取り合うような関係を築くことができました。

別人かと思った 大石葉月

先ほど例に挙げた葉月ちゃんが、渡航してからちょうど1年後、2019年11月。

セカンドビザを取得した彼女は2年目を迎える前に一時帰国しました。

その時ちょうど、野外で行われるコーヒーフェスティバルにAERU COFFEE STOPは出店が決まっていたので、お手伝いしてもらうことになりました。

事前打ち合わせのために、オーストラリアにいる葉月ちゃんと電話したんですが、
驚きの連続

大袈裟でもなんでもなく、

え?別人?

って思うくらい。

まず表情が違います。( テレビ電話でした )

たくさんの苦労を経験して乗り越えてきたんでしょう。
1年でここまで変わるかって思うくらいキリッとしてましたね。

そして受け答えももう別人

ハキハキしてるし、返答に自分の意見がちゃんと盛り込まれていて。

おじさん、猛烈に感動しちゃいました。笑

実際に再会し、イベントを手伝ってもらって、一緒にご飯もゆっくりたべて、
1年間の話をたくさん聞くことができました。

" よくあの葉月ちゃんがその苦労乗り越えたね “

って思うような話ばかり。

彼女はオーストラリアに渡ってからすぐにセカンドビザを取得するためにファームジョブに就きます。

ただファームでの仕事をするだけでも大変なのに、たくさんの問題に直面。

農作業なので気候や天候などを理由に仕事が急になくなったり、
ファームを移動しないとならなくなったり。

約半年の間で日本に居たら想像もできないような苦労を経験し、
持ち前の負けん気で前に進んできた話をたくさん聞かせてもらいました。

実際に一緒にイベント手伝ってもらったときは、頼もしくも感じました。

ハキハキ仕事する姿を目の前で見れて、
この後の1年間も頑張るぞという姿勢も感じることができて、
おじさん、とっても嬉しかったです。

1枚目の写真と比べてどうですか?なんだかキリッとしてません?
ほらね?笑

まとめ

彼女を例に挙げましたがもちろん彼女だけではありません。
ワーキングホリデーを経験して、とても成長を感じた方を何人も知っています。

共通して感じることをわかりやすく表現すると

" ハキハキしてる “ ( 伝わるかなー?笑 )

苦労したからこそ、自分に自信がつくんでしょうね。

それが過剰だとよくないですが、ある程度の自信は必要だと思ってます。

特にこれからはAI化が進み、個の魅力が求められる時代になると思ってます。

自己主張が苦手な人が多い日本人にとって、とても大事なことなんじゃないかと。

日本以外を見ることで価値観も変わると思います。
変わるというか、広い視野を持てるようになるから物事に対する価値観が変わるんだと思います

日本の良いところもたくさん見えてきます。

僕は2年間の海外生活を経て、やっぱり日本っていいなと思いました。
個人的に、それが海外で生活してみて良かったと思える点ですかね。

ワーキングホリデーって名前が良くないと思ってて(笑)、

" なんか日本での仕事辞めて海外で楽しく暮らすやつでしょ?"

みたいなイメージ持つ人も少なくないと思います。

みんな楽しいところしかSNSに上げません。本当に苦労したことなんて載せません。

楽しそうな部分しか目に入らないからそう思う人がいるんだと思いますが、
そのSNSにアップする部分なんてたくさんある出来事のほんの一部です。

その他は全て辛いこと、大変なことと言っても過言ではないです。

行ったことある人の話聞くのって結構面白いですよ。
きっといろんな苦労してるのでぜひ聞いてみてください!

後書き

現在、葉月ちゃんは2年目のワーキングホリデーで更なる成長の為に頑張っています。

2年目がスタートしてすぐ、これからだってときにコロナウィルスが世界的に流行

オーストラリアも例に漏れず感染が広がり、ロックダウンされ、お店も休業。

このタイミングでワーキングホリデーで頑張っている方々はさぞかし苦労したでしょう。
日本と同じで、現地の人でさえ仕事がなくなっていたりするわけですから。

そんな中でも彼女は必死に乗り越えて頑張っています。

一時は帰国も選択肢に入れてたくさん悩んだようですが、耐えて残ることを決意。

オーストラリアでは、6/1 から飲食店のイートインがスタート。
( ずいぶん前に収束しかけても、しばらくは飲食店のイートインはされてなかったようです )
( 日本は本当に大丈夫? )

元々オーストラリアのカフェはどこも常に忙しいですから、少しずつ賑わいが戻っていることでしょう。

ということは、バリスタとして働く彼女も仕事が再開。
ワーホリで頑張っている現地の方全てが、良い方向に向かうことを願っています。

大石葉月はきっと、今日も忙しく元気に働いてると思います(^^)