【 脱プラスチック 】店舗での新たな取り組み 【 社会的責任は果たすべき 】

この記事は、僕が営む店舗での新たな取り組みとずっと続けている取り組みをご紹介させていただきます。

僕のお店では環境問題への取り組みとして、『 出る必要のないゴミを極力なくす 』ことを大きな目標として掲げています。

そして、『 サスティナブルな店舗運営 』を心がけています。


この記事のテーマ

AERU COFFEE STOP の環境への取り組みと、新たな取り組みについて




環境問題への取り組みの他に、若年層への『 食育 』にも取り組む予定です。

コロナウィルスの影響がなければすでにいろんなアイディアを形にできていたはずなのですが…..。

それぞれ一つずつ説明していきますね!



記事の信頼性

この記事を書いている僕は、海外生活を2年経験した後、現在は日本でコーヒー屋を営んでいます。
開業時は今のようなマインドではありませんでしたが開業してすぐに、閉店後のゴミ箱の中にあるプラスチックストローのゴミの山にとてつもない違和感を覚えました。

それが約2年前。

それからというもの、プラスチックを中心にゴミを減らす働きかけを少しずつしており、業界の中でもしっかり取り組んでいると自負できるようになりました。





結論

我関せずはよくない
環境への取り組みをしていない企業やお店が淘汰される時代が来る





SDGs ( エスディージーズ )



SDGs って知ってますか?

最近だといろんな企業やお店が取り組みを発表しているので、ご存知の方も多いかと思います。


【 SDGsとは 】

SDGsは「Sustainable Development Goals website」の略称であり、持続可能な開発目標を示し、正式名称は「我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030年アジェンダ」となっています。
2001年に策定され、2015年に達成期限を迎えたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として、2015年9月の国連サミットで採択されたこの国際目標です。
2016年から2030年までの期間で達成を目指し「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載されています。
17のゴール・169のターゲットから構成され、「地球上の誰一人として取り残さない(leave no one behind)こと」を誓い、SDGsは発展途上国のみならず先進国自身が取り組む普遍的なものとなっています。


引用 : https://gooddo.jp/magazine/sdgs_2030/



例に漏れず、「 ◯◯とは 」と調べると難しく説明しているものばかりですね。

もっと簡単に説明したほうが理解が深まると思うんですけどねぇ…。笑

簡単にまとめると、

2030年までに全世界で手を取り合って世界のあらゆる問題に取り組み、改善しましょう!

ってやつです。


その取り組みを17個の具体的な指標を掲げて、取り組みやすくしてくれています。

詳しいことはググってみてください。 ( 上の記事読むだけでも勉強になります )

AERU COFFEE STOP はこの指標のうち、この2つならできると思い取り組んでいます

12 : つくる責任 / つかう責任



これは 『 飲食を提供する側の責任 』として捉えています。

例えば、テイクアウトカップやストローなどの素材選びもこれに該当すると思ってます。

お客様が何気なく買ったコーヒーのテイクアウトカップが環境に優しいものだったら、ストローがプラスチックではなく環境に優しい素材だったら嬉しいですよね?

もちろん飛び跳ねるほどの喜びではないけれど、そのお客様も環境への取り組みに少し参加した気分になれる。

これって結構大事だと思ってます。

もう一つ。


13 : 気候変動に具体的な対策を


これこそまさに、『 不必要なゴミを出さない努力 』が該当するのかなと思います。

2020年 7月 1日より、プラスチック製の袋の無償提供が禁止になりましたよね。

( 4月 1日からだと思ってましたが、コロナで伸びたんですかね? )

これをきっかけにいろんなお店が様々なルールを設けるようになりました。

✔︎ テイクアウト料金の制定

✔︎ お持ち帰り用の袋の有償化

✔︎ マイタンブラー持ち込みに対する割引

など、いろいろですし設定金額も様々です。

無償提供が禁止なので、【 ¥1 】 でもいいわけですよね。

相変わらず国のやることは無責任だなと思うわけです。


お偉いさんがやることは無責任

ズルいと思いませんか?

日本国としては世界に向けて 『 こうゆう政策をやってます 』って言えますからね。

『 レジ袋有料になりますがご利用になりますか?』って、この政策を決めたお偉いさんの尻拭いをするのは現場です。

個人的にはこの政策については『 やればいいんでしょ 』感を感じます。



この2つの画像は経済産業省のホームページに掲載されているものです。

ご存知の方も多いと思いますが、有償義務の対象となるものとそうでないものが存在します。

紙袋であれば無償でいいんです。

持ち手がなければ買い物袋とは認められなかったり。

いろいろと中途半端に感じます。

本当に環境問題のことを考えるのであれば、リユースできるものを使うような流れを作るべきです。

例えば、マイバックやマイタンブラーを持ち歩くように促すべきだと思うんです。

街のお店を見てみても、『 無償提供するために紙袋にしました 』とか 『 無償対象の袋なので当店は無料です 』など謳っているお店もたくさんあります。

そうじゃない!

と声を大にして言いたいですね。

別に僕が素晴らしい取り組みをしてるかと言われれば、普通のことしかしてないと思ってます。

環境のことを考えれば自然なことしかやってません。( 肝心の取り組みについては後ほど記載します )

こうゆうことをSNSで書くと必ず批判してくる人がいますが、ここは僕のブログです。

好き好んで読みに来てるわけですから、一つの意見として受け止めてくださいね。



具体的な取り組み


直近で新たに取り組み始めたのが、アイスドリンクでのプラスチックカップの使用をやめました。
( 左のプラカップから右の紙カップに変更しました )

ずっとプラカップをやめたかったのですが、プラカップの在庫がたくさんあり約1年越しでの実現となりました。

12oz の紙カップであればアイスドリンクも氷ありでも問題なく入ります。

長時間液体を入れっぱなしにすると、柔らかくなってしましますがある程度であれば問題ありません。

カップの素材も『 バガス素材 』で作られたカップを使用しています。

バガスとはさとうきびの絞りかすなどから作られている素材のことを指します。

紙の素材 ( 木材 ) を使わず本来捨てるものから作られているサスティナブルな素材です。

この点でも環境に優しくなっています。

蓋はプラスチックに見えますが、PLAと呼ばれる『 植物由来生分解性のプラスチック 』です。

普通のプラスチックと違う点は、100%植物由来素材なので仮にその辺に捨てられてしまっても、海に流れてしまってもいずれは土に還ります。
( とはいえちゃんと適切にゴミ箱に捨てましょうね )

そしてストローもプラスチックではありません。

これも『 サトウキビストロー 』と呼ばれる素晴らしい製品でして、これもその名の通りサトウキビの搾かすなどから作られている 『 バガス素材 』でできています。

そしてサスティナブルな製品にするべく、そのストローを回収し堆肥化するところまでは視野に入れられた製品です。

こういった製品はこれからの時代必ずや注目を浴びるべきだと思っています。

ホームページはこちら



他にもいろいろ取り組んでいます。

✔︎ お持ち帰りの袋は開業時からずっと紙袋
→ ビニール袋は一切使用していません

✔︎ テイクアウト料金の制定 ( ドリンク1つにつき ¥50 )
→ マイタンブラー持参を促しています

✔︎ マイタンブラー持参時はディスカウント ( ¥50円引き )
→ ディスカウントせずサイズアップもお選びいただけます

✔︎ お持ち帰りカップでの敷地内飲食お断り
→ 無駄なゴミをなくすため徹底しています
→ 「とりあえずテイクアウトカップで」 と注文する方の多くは飲み切っていってしまう人が多いんですよね


などなど、思いつく取り組みはとりあえずやってみて、常連のお客様にヒアリングしブラッシュアップを繰り返しています。

とてもありがたいことに、最近ではマイタンブラーやマイバックを持参してくださる方がとても多いです。

少しずつですが2年前から取り組んでいる意味や意義みたいなものを見出せてきたのかなと思っています。

いつも AERU COFFEE STOP の取り組みにご賛同くださっているみなさん、本当にありがとうございます!


まとめ

いかがでしたでしょうか?

この記事はお店のホームページに貼るために書いた記事ですが、読んでくださった方ありがとうございます。

少しでも、環境問題について考えるきっかけになっていたら嬉しいです。

こんな小さな取り組みがすぐに結果に現れるわけでもなければ、長く続けても何かの成果に繋がるものではありません。

ですが、『 やらないより確実いい 』 そう思って取り組んでいます。

冒頭でお持ち帰り袋の有償化の制度について苦言を呈しましたが、これをきっかけに多くの人が動いたのも事実です。

それは日本国として一歩、いや半歩前進なのかなと思っています。

どうせやるならもっと大胆に大きくやらないと、地球環境への負担の勢いは抑制することはできません。

『 誰かがやるからいい 』

『 プラスチックの方が安いし 』

『 洗い物をする人件費浮かせるためにイートインでもテイクアウトカップで提供 』

こうやって 『 我関せず 』な人が多いのも事実

いろいろ取り組むのは手がかかるので面倒なのは確かです。

でもそれでいいんでしょうか?

自分の子供の未来まで考えなくていいんでしょうか?

社会人としての責任を果たさずに、ただ働いていればいいのでしょうか?

この記事を読んでくれた誰かが何かを考えるきっかけになりますように。

そんな方が1人でもいたら嬉しいです。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!